中古車店の舞台裏

現在乗っている自動車を手放す場合は、廃車にするような老朽化した自動車を除いて、まだ十分に乗れる自動車は廃車にしないで、中古車Carいとりを利用して下取りに出す、といった方法をとります。

最近では廃車や廃車同然の古い車でも下取りに出せる場合もあります。例えば廃車でも、そのパーツだけ見ればまだ使用に耐えるものもあり、それを取り出してそこだけ別に流通ルートに流すことも可能です。

従って自分の自動車が廃車、或いは廃車同然の古い自動車であっても、諦めずにまずは下取りの方法を模索することです。こうして自動車を売りたい場合、中古車を下取りしてくれる業者を選びます。

自動車の下取りルートには従来よく利用されたディーラーの他に、最近では中古車買取り店、それに中古車販売店でも査定、下取りと一括したサービスを行っています。

自動車の売却ルート

その他の自動車の売却ルートとしては、中古車ネットオークションや、ネット買取り等もあります。ネットオークションは、中古車業界が行っているオークションの場をそのままネット上に移したと言えるものです。

原則的には参加会員資格を持つ中古車販売店しかオークションに参加できないのですが、会員店を通じて個人の出品を受け付けているところもあります。
ところで皆さんが自分の自動車を下取りに出して、中古車買取り店、中古車販売店等に買い取ってもらった後、中古自動車となったその自動車は一体どういった経路を辿っていくのでしょう。その答えとしては、そうした専門の中古車業者は買取った車を業界内で開かれる中古車オークションにかけて売っています。

逆に言えば、皆さんが持ち込んだ自動車を中古車買取り店が査定するとき、過去のオークションで類似の自動車が落札された価格を参考にして査定価格を決めているのです。
こうしたオークションはあくまで業車向けのものなので、参加するのは中古車販売など中古車を生業とする業者です。

従って一般の人には開放されていません。中古車と車買取「CAR5」のオークションは概ね週一回、地域ごとに、或いは車種ごとに開催されています。規模は当然地域によって異なりますが、オークションに出される自動車の台数がいちばん多い東京では、毎週一万台を超える自動車がオークションにかけられています。

その他例大阪、名古屋等といった地方の大都市でも毎週数千台が取引されています。面白いのは同じ車種でも地方によって相場が異なることです。例えば軽トラックのオークションの場合、ある地方のオークションでは高い値段が付けられるので、わざわざ地元ではなく、その地域に軽トラックを出品するといったようなことが行われます。

中古車のオークションの形態ですが、同じオークションといっても、私たちが想像するような魚の競りとか、美術品か何かのオークションのように、お互いに他人の提示価格を見ながら価格を吊り上げていき、結果最高の値を付けた者が落札、という御馴染みの形式ではありません。オークションの最中では誰がどのような価格をつけたかは公表されず、落札した後で落札価格だけが表示され、誰が落札したかは結局わからない仕組みになっています。

これは中古車業界内にも業者によって強弱関係があり、落札情報が業者間の駆け引きや不正に使われることを防ぐためです。上述のように落札価格は公開され、各業者が今後各地方で中古車の売り買いをする際の目安として使われます。

オークションの様子

オークションを行う際には実車を会場で公開しています。オークション参加者は実車を見ながら、入札するかどうか、入札するなら価格をいくらにするか考えます。中古車の場合、やはり自動車の情況によって価格が大きく異なります。(⇒中古車登録の話なら詳しいはこちらへ!!)

新品同様のものも有れば、何年も運転したため古くなり、なかには廃車にしてもいいような自動車さえあります。またオークション会場が遠いなどの理由で、実車をオークション会場に運ぶのが困難な場合は、代理業者を使うこともできます。実車を現地へ運ぶ代わりに、代理の業者が実写を見にやってきて、実車を見た上で自動車の状態等をチェックし、査定価格を決め、それを基にオークションを行っていきます。

こうして自動車ビジネスは新車、中古車、廃車やパーツとそれぞれが大きな渦を巻くかのようにダイナミックに回転しています。皆さんが日ごろ愛用している自動車ですが、実はとても奥深い世界が広がっているのです。